認知症の徘徊に「キンセイ」は役に立つ?
認知症で帰る場所が分からなくなり、保護されたままの高齢者の数は年々増加しています。
上着や靴底に名前や連絡先が記入してあればまだ連絡も付きますが、自分の名前も判らず、帰る場所も思い出せないとなると、もうお手上げですからね…
特に、認知症でも健康体である場合、バスや電車を乗り継いで、ほんとに遠くまで行ってしまっていることもあるんです。
以前NHKでも特集がありましたが、このような高齢者は、決して珍しくないんですね。
近所ならまだしも、となり町でさえ探すのは簡単な事ではありません。
特に大都会では、徘徊者かどうかの区別も付きにくく、今度は小さな町では人が少なすぎて見つけられないと言ったことも合って、認知症の徘徊対応は、とても難しいものがあるようなのです。
高齢者の徘徊を見つけるのに役立つサービスとしては、GPS位置情報サービスを使用したもの、キンセイなどのビーコンを使用したものがあります。
GPSはココセコムなどが小型端末としてサービス提供しているのでご存知の方も多いと思います。
キンセイはビーコンを利用したもので、その端末自体で位置情報を知る事はできませんが、ある地点を通過したときや、アプリをインストールしたスマホなどの端末と接近する事で、その時点の位置を知る事ができます。
キンセイは、学童のかばんなどに取り付けて利用する人が多いですが、農村や、人口密度の低いところでは意味を成さないので、やはり確実なのはGPSと言うことになります。
※高齢者の安否確認について詳しいサイト
・高齢者の安否確認サービスを選ぶ際のポイント
・リストバンド型の高齢者の安否確認・転倒検知システム
・高齢者安否見守り「まもるっく」