敬遠されるカメラによる見守り、高齢者の本音とは
高齢者の一人暮らし、年々増加の一途をたどっています。
子供が巣立った後、夫婦のうちどちらかが先立てば、1人残されるわけですから、当然と言えば当然ですよね。
そこで、高齢の親を心配してカメラで見守る…という高齢者の見守りも一時あったのですが、なかなか普及しませんでした。
それは、やはり監視されているような気分になるからです。
生活反応をセンサーで見守る、見守りセンサーは普及しても、やはり映像となると、見守られる側の高齢者が極端に不快感を示します。
自分が当事者でも同じだと思うのですが、やっぱり嫌ですよね。
盗撮されているようなものですから…
入院時に、病室にいる患者をカメラで確認するのとはワケが違って、私生活を丸のまま見せるというのは、高齢者でなくても誰で嫌なはず。
ペットのお留守番カメラじゃないんですからね!
防犯設置カメラならまだしも、生活を見るためのカメラを敬遠する高齢者の気持ちはよくわかります。
見守られる側の理解が得られない以上、普及は難しく、結局、高齢者の見守りにカメラという選択肢は加わらなかったようです。
※高齢者の安否確認について詳しいサイト
・高齢者の安否確認サービスを選ぶ際のポイント
・リストバンド型の高齢者の安否確認・転倒検知システム
・高齢者安否見守り「まもるっく」